ご相談者の中には、霊のことを「お化け」と表現なさる人がいらっしゃいます。もののけという表現をする方もいらっしゃいます。
では、どれが正しいのか?
正解は、どれも正しいのです。
表現が違えど、意味するものは同じです。しかし宗教によって呼び名が違ったり、霊能者によって表現方法がまちまちであるというのが真実でしょう。
また、お化けは何となく憎めないヤンチャな感じを受け、霊や悪霊は怖い感じを受け、邪悪なものやもののけは恐ろしい感じがします。
これも、日本語の持つ特異性、または同じものを感じ方の違いによって表現方法を変えるという民族性なのかもしれませんね。
さて、みなさんはどうして「お化け」や「霊」を怖がってしまうのでしょうか。
考えれるのはその実体が「見えない」からでしょう。
ほとんどの人には見えず、ごく一部の人にしか見えないというのはやはり見えない人にとっては何がいるのかがわからず、怖い印象を持つのでしょう。
しかしほとんどの霊は「良い霊」であり、成仏は出来ていないものの、その苦しみや悲しみを私たち生きている人間に訴えているのです。
それに対し、「邪悪」な霊ももちろんいます。
邪悪というと、本当に恐ろしいものを想像しがちですが、鬼滅の刃に登場した鬼と同様、元を正せば「人間であった」「野原を無邪気に走り回る動物だった」という過去もあるのです。
それぞれ、「邪悪」などと言われる由縁、その歴史はあれど、元を正せば邪悪になる前があったはずです。
そういうことからすると、私たち人間が勝手に見えない霊のことを「悪」とか「怖い」などと定義づけ、イメージだけで思い込んでいるのだと言えそうです。
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