神により選ばれたという相談者はもう私の言う事を聞きませんでした。
こんにちは、白龍の部屋の伊勢有珠・白龍です。
ここでは、霊障に悩んだり、霊が視えるがどうしたらいいかわからないという、いわゆる霊力がありながらそれを生かす、あるいは使う術がわからない人のために書き進めております。
一人で悩まず、私を大いに利用してください。私はあなたの隣であなたを見守っている「仲間」ですから・・・
さて、私の所に訪れた相談者は霊力を持つために精神統一し祝詞を奏上し、私の今までの霊障についての体験や過去に視えた霊についての考察をしたり、いろんな場所で霊を感じる体験をしたり、その霊を供養したり、霊が思っている事を感じ取ったりするなどの修行のようなことを始めました。
実際、相談者の自宅の土地神様の事、その土地の元の持ち主の家の先祖霊、その地区の歴史とその土地に関わる霊の供養など覚える事、行う事は多岐に渡りました。
なかなか成仏しない霊を何ヶ月もかけて供養したり、怒りまくる動物霊を鎮めながら供養したり、自分とは縁もゆかりもない浮遊霊や地縛霊を供養したり、神社や慰霊碑から感じるものを感じ取ったり、たまたまお隣がお稲荷さんの粗相があり、その影響をご自身が受けていたので一緒になって対処しました。
スサノオさんは滝行とか、山伏などの行は求めて来ませんでしたが、相談者を「精神的」にかなり追い詰めて行きました。
そして一年半くらい経ったときでしょうか、相談者は・・・
「もう止める!!」と突然サジを投げたのです。(>_<)
「え?そんな、ここまでいろいろやってきて、中途半端ですよ。」と言いますと、
「俺は(急に偉そうな物の言い方に変わってしまいました)神に選ばれて今この世に生まれてきているんだ。本当はこんなことしなくてもいいはずだ。もっと簡単に霊を除霊したり印を使って悪霊を退治したり出来るはずなんだ。他の所の占い師に見てもらったら、みんなそんな修行なんて要らないんじゃないか?と言ってくれている。自分の思う通りにやればいいとみんな言ってくれるよ。」と言い出す始末。
どうやら私がスサノオさんから告げられた通りの事をさせているのが面白くない様子。
それに、私の所に来てからもずっと他のいくつかの霊能者や占い師の所へ行っていたみたいです。
そしてその占い師や霊能者から、あなたは凄い神様を持っていると言われ、それに酔っているようでした。
もうそうなると私の言葉=スサノオさんと言う考えは消え去り自分勝手に進めようとして来ましたのでそれならと、私は神棚を拝みスサノオさんに相談者を導く事が出来なかったお詫びを述べました。
すると、スサノオさんは「やはりこの者には早かったのか・・・」と残念そうでした。そして、静かに相談者の守りを解きお社から離れ、お社には他の神を寄こし天に上がって行かれました。
そういう話をスサノオさんとした事は相談者には一切言いませんでした。
私は相談者に、「では、私がやってあげられるのはここまでです。そして、これからはあなたがご自分の力で未来を切り開いて行ってください。」といい、帰っていただきました。
唯一の救いは相談者が「今までありがとうございました。いい勉強になりました。」と言ってくれたことくらいでしょうか。
相談者はこれでこの世で力を発揮できるチャンスを失いました。これから先どのように霊と向き合っていくのかは私の関与するところではありませんし、相談者自身はスサノオさんが自分から離れてしまったとは夢にも思わないでしょう。
実際、それ以後も何の連絡も無いので様子も図る事が出来ません。
このように神様が期待していた人物でも、生まれてからの育ち方や情操教育の在り方、それまでの人間関係、配偶者などによって左右され、神様でも意のままにならない事もあるのだと、私も大いに勉強させていただきました。
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こんにちゎ????
遂にオジサマの修行の最終話。
オジサマの霊能者への道を見届けたいと楽しみにしていましたが、、、
白龍様のお力添えの下、一年半頑張ったのにリタイアという結末になってしまい、残念です(>_<)
神様に選ばれた人間に何やらせるんじゃ~????
こんなトンデモ発言しても何だか憎めなく思うのは、オジサマの言動の中に程度の差こそあれ自分にも似たような感情が生まれることがあるからでしょうかねぇ。
誰の心の中にも湧き上がってくる驕り、慢心。律することができるかできないか?それが分かれ道なんですね~φ(..)メモメモ
こんにちは。
せっかく頑張ったのに残念な結果になってしまいました。
しかし、人の心の中には「魔物」が住んでいるというのは本当のようで、結局霊能者になるには
魔物という自分の心の葛藤をも退治しなければなりませんし、周りからの誘惑や焦りも非常に妨げとなるものです。
この世ではまだ神様から合格点をいただけなかった相談者ですが、来世、再来世には神様のお言葉を素直に
受け入れられる人となっていてもらいたいと思うばかりです。