音が聞こえるのはどうしてでしょう。
こんにちは、白龍の部屋の伊勢有珠・白龍です。
ここでは霊が視えたり声が聞こえたり、また霊障に悩まされている方々に、少しでもご自分の持っている霊力で対処していくための指針となるよう書き進めております。
霊媒体質で霊が視えたりしてしまうと、パニックになってしまい、対処方法がわからず近場の占いに走ってしまう。。。そんな人が多いと聞きます。
どうか、霊に対しては恐怖心を持たず、「正しい方法」で対処していただきたいと思っております。
今回は階段を昇る足音が聞こえるというご相談です。
なーんだ、階段を昇る足音なら普通でしょ?
と、思われますか?
それが誰もいないはずなのに・・・でもですか??
相談者の息子さんは誰にでも優しく仲間も多く人気者でした。その息子さんはバイク事故で数年前に亡くなりました。
ご両親は数年間息子さんのために仏前で供養し、お墓参りも欠かさず行っていたそうです。
三回忌も終わり、少しづつご両親も落ち着きを取り戻し、悲しみも癒えてきた時期に気になる現象が起こり始めました。
1回目はお母さまが昼間独りでお家にいる時でした。
玄関が開き、誰かが帰ってきたような気配がしました。
「お帰りなさい」
と、声を掛けましたが返事がありません。
不思議に思って玄関に行くと、玄関はカギが掛かっていて誰も入った様子はありません。もちろん、靴もありません。
おかしいな・・・と思いながら居間に戻ろうとすると、
「トントントン・・・」と階段を昇る音。
あれ?やっぱり息子(弟の方)が帰ってきたのかな?と思い、今度は2階へ上がり息子(弟)の部屋の前で声を掛けましたが返事はなく、戸を開けましたが誰もいません。
おかしなこともあるものだと思い、空耳かとその時はさほど気にしなかったそうです。
しかし、同じことがそれから毎日のように起こり、お母さまだけでなくお父様にも聞こえるのでした。
お二人はもしかして「バイク事故で死んだ息子(長男)が帰ってきたのでは?」と考え、その現象をそのままにしていいものなのか、それともこの現象は息子が成仏できていない事なのかと思い悩み、一度はお寺さんに相談しお坊さんに来ていただき法要をなさったとのことでした。
しかし、まだ玄関を開け、階段を昇る音はそれからも止むことなく続いたそうです。それで私の所にご相談にお見えになりました。
霊視をしたところ息子さんに間違いなく、息子さんはご自分の体がまだあり、生きていると思い、家に帰って来たのでした。
私はその事をご両親にお話しし、成仏させるべく供養をお勧めしました。
ご両親はお寺さんで供養してもらったのに成仏出来ていなかったのか・・・と落胆の様子でしたが、実際に音がする以上未成仏を信じるしかなく、供養を私に依頼し、私は4ヶ月掛けて息子さんを成仏させました。
最初彼の体の痛みを取り除くと、彼はようやく自分の事故の事を思い出したようで、途方に暮れていました。が、ようやく落ち着くと自分はどうしたらいいのかと聞いてきました。
霊体になっても霊体を導いてくれる神仏がいないと、迷ってしまうものなのでしょう。彼の魂を導く神仏を願い、その導きに彼を預けることとしました。
自分の状況を把握した彼は嘆き悲しむ両親を見たようで私に言葉を託してきました。
それは、
両親が悲しんでいたら自分は霊体になってもこの世に未練が残ってしまう。自分の人生は短かったけれど楽しかった。両親のこともとても好きだった。事故で死んだことは悲しいけれど、これも自分の好きなことをやった上での死だったのだから諦めてほしい。
いい両親を持って幸せだったよ。
そんなメッセージでした。
ご両親にそれを伝えると、ようやく彼らも息子さんに対する「執着」から解き放たれたようでスッキリしたお顔をしていました。
このように、さまよえる霊も多く見られます。自分が死んだことを受け入れられないか死んだことさえ知らないという時もあります。
そういう霊に対してはゆっくりと時間を掛けて亡くなった事を自覚してもらうしかありません。少なくとも、強制的に払ったり強制成仏などはしない方がいいでしょう。霊体もこの世に生きている人と同じ感情を持っていること、忘れてはなりません。

強制的に成仏させたり、お払いしたりするのは間違っているということがよく理解できました。霊体にも亡くなってしまったことや、なぜ成仏する必要があるのかをゆっくり時間をかけてわかってもらう必要があるんですね。確かに、理解や納得のいかないままでは成仏できませんね。
優しいご両親にめぐまれた息子さん、きっと心安らかに成仏しておられることでしょう。玄関を開ける音や、階段を上がる音は、気づいてほしい息子さんからご両親へのメッセージだったのだと思います。