蛇柄の模様が手や足に出る事は霊障としてよくあることです。
こんにちは、白龍の部屋の伊勢有珠・白龍です。
ここでは、霊障の症例をあげながら霊能者に頼らなくても、自分で出来る範囲の事があれば自分で解決に導いて欲しいという思いから書いております。
もちろん、最初や時々は霊視を受けたりすることも必要でしょう。
しかし、いつまでも何回も霊能者による霊視を受けるのではなく、あなたにも出来る事が必ずあります。白龍では、ご自分で出来る事はご自分の力で頑張って欲しいと言う思いからやり方や心構えなどを書き進めております。
さて、表題にありました蛇柄の足の事は関連記事「蛇柄模様の足」でも紹介しました。
しかし霊障は人によってどんな出方をするか予想もつきません。たとえ蛇の霊障であってもいつも蛇そのものの霊障では無かったり、他のものが蛇のように見せていたりと、一緒ではないのです。
蛇柄が霊障として出る事は多々ありますが、それが足であったり手であったり顔や体という事さえあります。
今回の蛇柄は痛みを伴っておりました。
一人の初老の女性が訪ねて来ました。
「足が痛んで仕方ないです。お医者さんにも行きましたが原因がわからないと言われて痛み止めの薬を処方してもらっています。もう半年くらい通っていますが良くなりません。何か悪いものが憑いているのではないかと思ってこちらに来ました。」とお話しされました。
「痛みはどういう時に強いですか?」と私は唐突に切り出しました。
「え?痛みはずっと続いているのでいつが痛いかと言われても・・・」と困惑気味。
「痛みの種類が違う時があると思いますよ。よーく思い出してみてください。ゆっくりでいいですよ。」と少しのんびりとした時間を彼女に与えました。
「・・・そう言えば・・・脈と一緒にズキンズキンとした痛みの時とジーンとしたずっと続くような感じの時、しびれているのかと思う感じの時とあると思います。」と彼女。
「時間が関係しますから、その3種類の痛みが起こるそれぞれの時間と、場所も関係しますから痛みの出る場所も思い出してくれますか?」と更に記憶を辿ってもらいます。
「・・・ズキンズキンとするのは夜、たいてい自分の部屋でくつろいでいる時です。居間や台所ではそういう痛みではないです。ジーンとするのは家の仕事をしている昼間が多いです。家事をしたり台所に立ったりの時。しびれている感じは朝起きた時ですかね。」彼女は一生懸命思い出してくれました。
「ありがとうございます。助かります。そこまでよく思い出してくれました。では鑑定しますね。」
神棚を拝み祝詞を奏上。
「まず、足の痛みはお母さまの思っている通り霊障です。しかし、痛みの感じ方が微妙に違いますよね。これがとても大切です。一つだけの霊障ではありませんから。」
「えっ?どのくらいの霊がいるの?」と少し上ずった声になる彼女。
「まずは今の自宅の土地と山を開拓した先祖の霊、河川の氾濫に犠牲になった人々の霊、そして動物霊です。動物霊はあなたの先祖(嫁ぎ先の先祖)が山で狩猟などをしていてその時狩った大型の動物たちの霊ですが、そのような家業の事、お聞きになった事ありませんか?」と伺うと、
「へぇー、そんなことまだ話していないのによく分かるもんだねぇ・・・」と感心しきり。
「そう、昔は私の嫁いだ家はかなり田舎で、狩猟とシイタケ栽培、畑や林業なんかをやっていたようです。炭も焼いていたかな?でも私が子供を産んでしばらくしてから山を下りて今の場所に移り住んだんですが、下りたその辺りは河川が氾濫するような場所だったので移り住んだ時、村の人たちと治水を行ったようです。」
「では私の霊視は間違っていないんですね。」と言いますと、
「その通りの事です。治水までわかるなんて・・・」と驚いた様子。
「だって、お母さんがその時の人達や動物を連れて来ていますから。河川が氾濫した時に犠牲になった人達の霊も憑いて来てしまってます、でもこれは先祖ではないんですけど。」と私は少し口ごもりました。
「氾濫した時に亡くなったのは他の家の人だし、家がそこに移り住む前の事だから私には関係ないものねぇ・・・」と。
「では、先祖と動物霊だけでも供養してあげようと思いますか?」と聞きますと、
「それをすると足の痛みと模様はなくなりますか?」と言いますので、
「なくなりますよ。」と答えますと、
「じゃ、先祖と動物霊だけ。」という事に。
紙塔婆に先祖と動物霊をそれぞれ書き記し供養を始めました。
供養する事半年。ようやく成仏を迎えました。
しかし、河川の氾濫で亡くなった人の霊は供養していませんが、そのことについては彼女と良く話し合いました。そして一つだけ解決のヒントを彼女に出しました。
「河川の氾濫で亡くなった人の供養はしていませんが、私はお母さんにお願いがあります。それはお家の近くに慰霊碑かお地蔵様など氾濫で亡くなった人の碑があると思うのですが、そこにお参りをしてもらえますか?」とお願いしてみました。
「そういえばお地蔵様が2体か3体あったような・・・そこにお参りをすればいいんですね。」
「そうです。ここでは供養をしませんでしたが、お母さんに憑いて来たのは本当は自分たちの事を知ってもらいたいと思う気持ちからでしょう。新しく越してきた人にも知ってもらいたかったのだと思いますよ。ですから洪水で亡くなった人、大人も子供もいますからその人達が成仏するように声を掛けてあげてください。苦しかったでしょう、辛かったでしょう、でももう心配ないです、いつまでもここに居ずに早く成仏してください、と願ってあげてくださいませんか?」とお願いすると、
「いつも買い物なんかに行く時、横目で見て通った場所にお地蔵様があるのでなんだろうと思いっていましたが、そういうお地蔵様だったんですね。わかりました、そういう事なら拝みます。」と快諾してくれました。
「安心しました。これでお母さんの足も良くなりますよ。模様もだんだん薄くなるはずです。」
彼女と日程を打ち合わせ、彼女がお参りに行く日は私も自宅で亡くなった人の供養をしました。3日程お願いしましたが、先祖供養などをやっている間は私は密かに亡くなった人の供養もやっていました。
自分に関係ない人達の霊が憑いていると言うと、普通の人は「自分には関係ない」とよく口にします。
それはそうでしょうとも!!
自分の先祖でもなく、身内でもなく、全くの赤の他人なのですから。
こういう時、私はとても困ってしまいます。霊障との関わりを説明するのですがなかなか受け入れてもらう事が出来ません。
ま、当たり前なんですけど・・・
お金に困っている見ず知らずの人から、「助けて下さい」と言われ、お金を渡したり生活の面倒を見てあげたりするのと一緒ですから。
しかし、霊障となると相手は「霊」です。すでに亡くなった人であり意思疎通が出来ません。
いくら「助けて」と言われても出来る事と出来ない事がある、と拒否する人も多いものです。
ただ、お祓いや除霊だけをしてもその霊障は強くなるばかりで、一向に良くなりません。それはあなたが「私の事を分かってくれている、痛みを理解してくれている」と霊に一方的に思われて頼りにされている、ただその一言に尽きます。
そしてそれはあなたが一般的に言われる「霊感体質・霊媒体質」だからです。
霊が視えたり、声が聞こえたりする人は神様によって「霊能者の資質や奉仕の心」を試されているのかもしれませんね。
初めまして、亜麻と申します。子供の頃から不思議体験や世界の謎といった本が大好きでしたが、まさにリアルな霊的な出来事の数々、毎回興味深く読ませて頂いております????
でも、もし自分が当事者になったらパニクってしまうかも????
一つわかったことは、霊や見えない存在は、人に危害を加えたり苦しめたりするのが目的ではないということ。少し認識がかわりました????
初めまして。ブログをお読みいただきありがとうございます。
世の中に霊障や霊の事ほど奇異で興味深いことはないかもしれません。きっと誰もが知りたい世界なのだと思います。
しかしながら、知りたいと思えば思うほどわからないし感じられない、知りたくない人には情け容赦なく霊が視えたりする現象に悩まされる・・・
そんな世界です。
一つ一つの霊障と真摯に向き合い、生きている人のためもありますが、できれば苦しんでいる霊たちのために供養、淨霊してあげたいものです。