突然浮遊霊に憑依され、狂気じみて自殺しようとしたり相手を殺そうとする、そんなことって・・・
こんにちは、白龍の部屋の伊勢有珠・白龍です。
ここでは霊障に悩んだり苦しんだりしてる人がいたら、出来るだけご自分で身を守っていただけるようになってもらいたいと書き進めております。
今回は夜中の電話で叩き起こされ、そのお宅に伺った時に起こった事を書いてみます。
夜中に鳴った電話に出ると、電話口で女性が叫びます。
「抑えて!!抑えて!!どっかいかないように捕まえてて!!(娘を抑えている家族に言っている様子)・・・もしもし?白龍先生ですか?今、娘が急におかしくなって暴れているんです。部屋から出て、家の前の用水のフェンスに乗ったりして、”死んでやる!!”とか喚くんです。ああ!!早く捕まえて!!こっちに連れて来て!!いいから、早く!!(家族の人が娘を抑えている様子)先生、こちらに来てもらえませんか?この時間なのでどこにかけても電話に出てもらえなくて、ようやく先生が電話に出てくれたんです。お願いします、ホント、お願いします!!」と女性、おそらくお母さんでしょう、彼女も電話口で取り乱しています。
「住所は?そして娘さんを家に連れてくるのが無理なら、娘さんに”助けてくれる人が来るから、ここで座っていて、とか、大丈夫だからここに座ろうね”とか、背中をさすったりしてとにかく落ち着かせてください。私が行くまでとにかく頑張ってください。30分くらいかかりますが、がんばって。」
そんな声を掛けながらタクシーで向かいました。
現場に着くと、娘さんが大声でわめきながらフェンスに登ったり、あらぬ方向に走って行ったり、みるからに狂気の沙汰でした。(通りがかる人はよくテレビで見るようなシーンのように映っていたでしょう、実際車で通った人が大丈夫ですか?警察か救急車呼びますか?と声を掛けてくれたほどでした。)
何とか娘さんを捕まえ、とりあえず応急処置で背中を「バンッ」と叩きました(正確には一時的に憑依している霊を外に追い出しました)。
一旦落ち着いたように見えた彼女を家の中に連れ帰りました。お母さんも他の家族もホッとした顔をしていました。
少し話が出来そうだったので娘さんに話しかけてみました。
「さっきまでの事、覚えてる?」と問いかけますと、
「全然覚えていない、どうして私、こんなにも傷があるのかな?」と言うので、
「あなた、暴れてフェンスに登ったり道路に寝転がったり這ったりしていたから、傷だらけなの。」と私。
「そうなんだー」と他人事のように娘さんは言葉を返してきたかと思ったら、急に、
「誰だーー!!こいつを読んだ奴は誰だーーー!!」と、またしても憑依です。
私は背中をさすりながら「さあ、あなたはどうしてこの娘の中に入ったの?何か言いたい事があるの?」と語り掛けてみました。すると、
「こいつが俺をこんな目に合わせたんだーー!!殺してやるーーー!!」と大声を張り上げます。
どうも娘さんに憑いている霊は彼女の前世において彼女に殺されたりして恨みを持っているようでした。
「そうだね、悔しいね、苦しいね、殺したいほど憎いよね・・・」と同調。
すると「・・・苦しい、苦しい・・・憎い、憎い・・・」といい、娘さんは泣き崩れます。
私はすかさず「そうだね、苦しいね・・・憎いね・・・」と同調。そしてこの霊の苦しみを取ってあげるべく、お母さんに状況を説明しました。
「お母さん、娘さんの前世での行いの中で、人を殺しているので殺された人が恨んで憑いているようです。憑いている霊を供養すればこの現象は収まりますが、供養をなさいますか?」と聞きますと、
「それで娘のこういう状態が無くなるのなら是非お願いします。」という事だったので、私は霊の説得にかかりました。
霊に対して「あなたの今の苦しみはこの娘に憑いていては報われない、こちらに移って(紙塔婆)私に供養されなさい、そうすれば今の苦しみから逃れる事が出来ますよ。」そう、霊の気持ちを穏やかにさせてみました。
霊は「本当か?本当か?この地獄のような苦しみが本当に無くなるのか?」と聞きますので、
「本当ですよ。嘘だと思うなら、試しに移ってごらんなさい。移ってみて嘘だと思ったらまた帰ればいいじゃない。」と。
霊は私の用意した紙塔婆に移ると落ち着いたようで、静かになりました。霊は納得して供養を待つ状態となりました。
ホッとした瞬間、また娘が他の霊に憑依されました。
「ああああーーー!!死んでやるーー!!死んでやるーー!!」と、また外へ飛び出していきました。みんなで追いかけ、用水路のフェンスによじ登ろうとするのを抑え、また家に引きずって来ました。
「あなたは誰?」と暴れている娘に声を掛けると
「〇〇・・!!〇〇・・・!!」と名前を言います。
「どうしてこの娘に憑依したの?」と聞きますと、
「今、苦しんでいる霊を助けたじゃないか!!俺も助けてくれーーー!!」というではありませんか!
聞いてみると自殺したはずなのに死に切れていないという事でした。何度も何度も死ぬことを繰り返すのに死ねないという事でしたのでお母さんに、「どうしますか?このあたりの浮遊霊が娘さんを頼って来てしまいました。娘さんは霊媒体質なので娘さんの体質改善をしない限り浮遊霊や地縛霊などをどんどん引き寄せてしまいますのでとりあえず憑いてしまっている霊を供養しながら体質改善を試みるという方法がいいかと思いますが、どうでしょう?もう娘さんの体力が限界のようです。」見ると、娘さんはどんどんいろんな霊に憑依されているのでぐったりしています。私が話をしている間にも次々にいろんな霊が入れ替わり立ち代わり入ったり出たりしています。お母さんとご家族はしばらく相談していましたが、「お願いします。」と言ってくれました。
そして月に2回くらい来室してもらい、体質改善を目的としたセミナー的なものを行う事で話がまとまりました。しかし、その間日常的に彼女は憑依されますのでその対処方法を家族の方にやってもらわなければ彼女の身がもちませんので私はその方法を教える事にしました。
以下次号
この記事へのコメントはありません。